2021年10月14日
John Wiley and Sons, Inc.,(Wiley, 日本法人:ワイリー・パブリッシング・ジャパン株式会社)は、主に大学生の学習を支援するアダプティブ・ラーニング教材「Knewton Alta (アルタ)」の日本国内での提供を開始しました。
altaは、これまでに全世界で4000万人以上の学習者に使われてきたKnewtonのアダプティブ・ラーニング・プラットフォーム上で稼働する、統合されたコースウェア(学習教材)です。主に高等教育の数学、統計学、生物学、経済学、化学、心理学等の講義を支援するオンライン形式のコースを提供し、学習者の学びと教員の指導を助けます。
これまでにWileyは北米の大学を中心にの多くの学生の目標達成を助けるためにaltaを展開してきました。この度、グローバル化を推進する日本を含むアジア各国でのaltaを提供を開始いたします。
学生は講義の予習や復習、小テストなどの様々な場面で課題に取り組みながら、学習を進めることができます。テキストやビデオ、例題や評価など、altaのすべてのコンテンツは学習目標に即して整理されています。つまずきの原因をKnewtonのアダプティブ・ラーニング・プラットフォームが診断し、一人ひとりが必要とする内容をふさわしいタイミングで提示します。各コースのコンテンツは米国の大学で使われている英語の教材であり、世界で生きる力を身につけるための学びを支援します。
教員はカリキュラムや講座の方針に合わせて、altaが提供するコースを柔軟にカスタマイズして設計することができます。一人ひとりの学生の進捗状況や習熟度について、つぶさにかつリアルタイムに把握することが可能です。
altaの成果について、可能な限り透明性を保つために、Knewtonのチームは匿名化されたデータをジョンズ・ホプキンス大学のCenter for Research and Reform in Educationに提供し、altaの有効性について公平な視点を得ることにしました。同大学の研究チームは、小テストやテストの点数、今後の課題の達成度や定着率など、同大学で設けた基準に基づき、学生の成果に対するaltaの影響を検証しました。
結果、altaはすべての能力レベルの学生の学習成果に有効な影響を与えるという結論が得られました。
Wileyはグローバル企業として、人々や組織が成功のために必要とするスキルと知識の向上をお手伝いします。Wileyは、理工医学および人文社会科学分野での電子ジャーナル出版とともに、eラーニング・人材アセスメント・資格取得を目的とする各種ソリューションの提供を通じて、大学や学協会、企業、政府機関ならびに個人が、産学両界において自らの成果が生み出すインパクトを高められるよう支援します。創業から200年以上にわたり、Wileyは各界の関係者のために、着実な結果を残してきました。
John Wiley&Sons, Inc.,は世界の教育市場においてアダプティブラーニングの先駆的企業であるKnewtonを、2018年5月に買収しました。「One on One for Everyone」というKnewtonのミッションとそのプロダクトは、学習成果の向上につながるパーソナライズされた学びを提供するというWileyの戦略を支えています。